【プライムコート-T】高硬度鋼の高速ドライ加工性に優れたセラミックコーティング

プライムーTは今までにない耐熱酸化性に優れたチタンコーティング膜です。
(日本コーティングセンター(株)製品)

プライムコート-T 高硬度・耐熱酸化被膜

プライムコート-T 高硬度・耐熱酸化被膜これまでの常識をはるかに越える耐熱被膜、新組成被膜により、これまでにない「耐熱酸化性」と「高硬度化」を実現しました。
高硬度鋼の高速加工・ドライ加工にズバ抜けた性能を発揮します。

プライムコート-Tの5つのポイント

Point1 これまで不可能な領域だったHRC60以上の高速切削を実現しました。
Point2 高硬度材を高効率に加工でき、機械加工コストの低減に貢献
Point3 1100℃以上の耐熱酸化性能によりドライ加工に抜群の威力を発揮
Point4 耐熱酸化性に優れ、従来の被膜に比べ高温域での切削性能を大幅に長寿命化
Point5 高い耐熱酸化性が求められる金型分野にも応用可能

プライムコート-Tの優れた機能

プライムコート-Tは、耐熱温度1100℃以上、硬度3500HV以上になります。

種類 プライムコート-T TiAlN TiN
酸化温度(℃) 1100 700 500
硬度HV 3500 2800 2500
膜厚(μm) 2〜4 2〜4 2〜4
色調 赤茶色 赤黒色 金色

プライムコート-Tの優れた切削性能

3-6-2高硬度鋼の切削加工において、プライムコート-Tは、他社(工具メーカー)TiAlN系被膜をはるかに上回る切削寿命を示しました。
【切削条件】
・φ8mm超硬エンドミル6枚刃
・切削速度:100m/min.
・送り:1200mm/min.
・切り込み:0.3×10.0mm
・切削方法:ドライ、ダウンカット、エアブロー
・被削材:SKD11(HRC58)

プライムコート-Tの用途・適用材質

切削工具 HRC50~60までの高硬度鋼のドライ切削
インコネル、ハステロイ、ステライト等超合金加工
オーステナイト系ステンレス加工
金型 Alダイカスト、熱間鍛造加工等
高い耐熱性が要求される金型・機械部品

※インサート・ドリル・エンドミルは、当面再研磨品のみが対象になります。

プライムコート-Cの主なコーティング可能材料

超硬合金および超硬合金ロウ付け品 1-2
高速度工具鋼 粉末ハイス:ASP23, 30, 60、HAP10, 20, 40, 50, 70, 72、DEX20, 40, 60, 80
溶製ハイス:SKH51~57
ダイス鋼(低温焼き戻し品は硬度低下及び寸法変化の恐れがあります) 冷間ダイス鋼:SKD11(高温戻し)、DC53, KD11V, SLD8, その他相当品
熱間ダイス鋼:SKD61
その他 プレハードン鋼、マルエージング鋼

※コーティング処理温度(450℃~500℃)以下の焼き戻し温度品または規定を外れた熱処理履歴品は、硬度低下及び寸法変化の原因となりますので、十分ご注意下さい。

プライムコート-Tは、日立ツール(株)よりのライセンスを受けて開発された技術です。(特許3248897号/3248898号)

 

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