【ドライフィルム塗布処理工程】(乾性被膜潤滑剤/固体潤滑皮膜)

二硫化モリブデン、グラファイト、PTFE等と各種添加剤を特殊有機バインダーで乾性潤滑皮膜化しました。
ドライフィルム(乾性被膜潤滑剤/固体潤滑皮膜)

オイル、グリースとは異なる特長を活かした設計が実現可能です。
(住鉱潤滑剤(株)製品)

ドライフィルム塗布処理工程

ドライフィルム塗布処理工程

1.脱脂洗浄
脱脂は欠かせない作業です。これが不完全ですと塗膜の密着度が悪くなったり、寿命を低下させます。また、不均一な被膜形成の原因にもなります。

2.下地処理
被塗物に表面処理を施し、塗膜の密着性アップを目的とした工程です。素材部品の材質や塗膜の付加機能によって、化成処理や物理的処理を施します。
●化成処理
リン酸塩処理、シュウ酸塩処理、窒化処理 など
●物理的処理(上写真)
ショットブラストなど
●その他の下地処理
要求機能によりメッキ、溶射などの表面改質を行います。

3.洗浄処理
下地処理後、被塗物を洗浄して乾燥させます。

4.ドライフィルム塗布
ドライフィルム塗膜を形成させます。被塗物の種類や要求される被膜機能により塗料を選定します。塗布方法は被塗物の形状や処理数量により選定します。
●スプレー塗布(上写真)
均一な塗膜ができるため最も多く採用。
●浸漬塗布
簡単な形状で多量に処理する場合に採用。
●刷毛塗り
大型の部品で少量の塗料を塗る際に採用。
●タンブリング
小さな部品で、大量の塗布の場合に採用。

5.塗膜硬化
ドライフィルム塗膜の種類により硬化方法が異なります。常温硬化タイプと加熱硬化タイプに分類されます。
●常温硬化
ドライフィルム塗膜の種類により硬化時間が異なります。
●加熱硬化(上写真)
ドライフィルム塗膜の種類により焼成温度と時間が異なります。

 

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