フィルター(タイプF/FN)

Herzogのフィルターノズルは主に樹脂の射出成形に使用します。不純物のない、清浄な樹脂は経済的な操業とトラブル防止には欠かせません。Herzogのフィルターノズルはほぼすべての熱可塑性樹脂に対応します。PE、PP、PS、ABS、PAなどの加工時において、溶融樹脂の流れ方向を変える効果があり、混練度向上により均質性の向上につながります。

Herzogが開発したフィルターはシンプルなデザインが採用され、堅牢で信頼性の高い設計、短いセッティング時間の実現が可能となります。そのためHerzogはコンパクトであることを目標とし、このFタイプのギャップフィルターを開発しました。溶融樹脂がギャップ部を通過する際、ギャップより大きな異物はインレットダクト内に残ります。その異物は独自設計のフラッシングシステムにより、パージの際に容易に除去することが出来ます。

合わせて、ホールスクリーンフィルターとしてFNタイプも開発しました。

機能

溶融樹脂は、十分に確保された流路 (赤) を通じてフィルターへ導入され、そこを通過して流れていきます。ホールやギャップより大きい異物は、ガイドダクト内に留めおかれます。フィルターを通過した清浄な溶融樹脂は、オリフィスを経由し射出成型金型に流れていきます。

フィルター(タイプF/FN)の特徴

F/FN ギャップ及びホールフィルター

  • 安定操業
  • 金型の損傷防止
  • 外部からの異物によるロスの低減
  • 混練性向上
  • バージにおけるセルフクリーニング
  • 圧力損失の少ないデザインのギャップフィルター

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